山歩きのウンチク辞典 1 登山は“山登り”、ハイキングは“長距離歩行”、トレッキングは?

山歩きのウンチク辞典 その1

登山は“山登り”、ハイキングは“長距離歩行”、トレッキングは?

サイトを運営していると『トレッキングって、なんとなく言葉は知っているけど、登山やハイキングとの違いがイマイチ判らない』という声をよく聞きます。

トレッキング(trekking)とは、もともと南アフリカの“牛車で旅行する”という言葉で、“のろのろと、苦労して旅をする”という意味から生まれたそうです。つまり、登山(montaineering)が登頂を目指すものであれば、トレッキングは必ずしも山頂にこだわらずゆっくりと自然の景観を眺めて歩を進めるという行為を指します。ただし、決して山を登らないというわけではなく、ピークハントもするし縦走もする、ハイカーによってさまざまなスタイルがあるので注意。

ではハイキング(hiking)とはどう違うのでしょうか? ハイキングは“長距離を歩く”という意味で、日帰りから数日間、数か月にわたる歩行も含みます。ハイキングは原則として2本の足で進むことを指し、手を使って登る(climing)行為は含みません。ですので、なだらかなトレイル(コース)を歩くのであればハイキング、山岳地帯や急な岩山など難易度の高いトレイルを歩くのをトレッキングと呼んで区別する場合が多いです。

ちなみに、アメリカやイギリスのバックパッキング(backpacking)は背中に荷造りするという意味から、大きな荷物を背負ってハイキングや旅行をすることを指し、また最近よくアウトドア誌などで耳にするトランピング(tramping)はニュージーランドの言葉で、“踏みつける、てくてく歩く”という意味から、トレッキングと同じような意味でつかわれています。

美しい山々の多い日本では昔から登山が人気のアクティビティですが、各地にロングトレイルコースが整備されたり、体に負担のかからない森林や湿原歩きをする人が増えたりと、トレッキングやハイキングへの人気も高まってきています。登山愛好家の方も、今後美しい自然の魅力を楽しみたいとお考えの方も、これからはぜひトレッキングやハイキングにも注目してみてくださいね!

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