【青森】「みちのく潮風トレイル」を歩き終えたご褒美に! ぜひ立ち寄りたい八戸酒造・見学ツアー!

日本のロングトレイルのひとつ「みちのく潮風トレイル」。その北の起点となるのが、青森県八戸市蕪島神社(かぶしまじんじゃ)です。実はこのトレイルの起点近くにおすすめの酒造があります。蕪島神社から海岸線付近を徒歩で約4km。八戸の中心地へ向かう途中の道のりでもあります。

実は私もトレイルの帰りに何か地元の美味しい物はないかと探していて見つけたのですが、酒蔵見学と試飲がセットになった見学コースがある八戸酒造株式会社さん、今回はその魅力をご紹介します。

 

青森県・八戸酒造株式会社とは?

通りからも目をひくレンガ造りの建物

簡単に八戸酒造さんを紹介すると、元文5年(1740年)、初代の駒井庄三郎さんが、近江国(現在の滋賀県)の出身で陸奥の地を訪れから酒造りを始めたそうです。以降、代々蔵元で酒を造り続けて現在に至ります。

8代目庄三郎さんは、青森県の地酒として県産の米と酵母にこだわり、仕込み水は八戸・蟹沢地区の名水を使用し環境と健康に配慮した安全で美味しい酒造りされているのだそうです。

銘柄は「陸奥八仙」と「陸奥男山」です。説明はのちほど。

 

トレイルの帰りに、八戸酒造見学へ

今回試飲でいただいたお酒

私は、午前中にみちのく潮風トレイルを歩き終えたので、さっそく八戸酒造さんへ見学の申し込みの電話をしてみました。「大丈夫だとは思いますが、なお確認してご連絡します」と、とても丁寧な対応に、八戸酒造さんに対しての好感度はすぐにアップしました。

すぐに折り返しご連絡がきて、「団体のお客さまの受け入れの関係もあり、本来は見学してから試飲なのですが、先に試飲してから、団体のお客様との見学でいかがですか?」とのご提案に、「もちろん」と二つ返事で答えたのでした。

ガイドさんの案内で試飲スタート

漆喰の蔵

実際に、八戸酒造さんまで歩いていくと、予定よりも15分ほど早くついたのですが、「少し早いのですが他の方々と試飲はいかがですか?」との臨機応変なご対応に更に好感度アップ。地元の見学の方と和気あいあいとした雰囲気の中で試飲は始まりました。

チェイサーの仕込み水

蔵見学ガイドの石田さんの軽快なトークに引き込まれながら、仕込み水をチェイサーに、試飲は始まりました。八戸酒造さんが作るのは「陸奥八仙」と「陸奥男山」です。この二銘柄から石田さんがセレクトします。

「お酒を出す順番は決まっていますか?」と地元の方からの問いに、「試飲しているメンバーや私の気分で変えますよ!」と次々にお猪口にお酒が注がれていきます。今回の試飲では、生酒から始まり、限定のお酒や大吟醸と進んでいき、最後に酒蔵が作る梅のお酒でフィニッシュ。千鳥足とは言わないまでも、ずいぶんと飲んでしまいました。全般的に、フルーティーなお酒が多く、辛いお酒でも山形のお酒に比べると優しい辛さです。

イタリアンやチーズにも合う貴譲酒

特に、八仙のヌーボーに至っては、ワインのような口当たり。イタリアンやフレンチとの相性も良さそうなので日本酒に馴染みのない方でもきっと美味しく頂ける、むしろ、日本酒が苦手な方にぜひとも勧めたいお酒だと感じました。

大正ロマンを感じる酒蔵見学

大正ロマン漂う酒蔵

試飲後は、蔵の中を見学です。団体さんとまわる予定でしたが、到着が遅かったのでここも臨機応変にマンツーマンでご案内頂きます。大正時代に建設された建物は、「文化庁登録有形文化財」「八戸市景観重要建造物」に指定されており、当時貴重だった赤煉瓦蔵は大正ロマンを感じる素敵な建物です。また、酒造の入り口付近には、コンサートスペースもあり、クラシックを中心にコンサートなども行われているそうですよ。

建物の中にはコンサートホールも

見学の最後に、試飲して最も驚いた「八梅」を一升瓶で購入しました。この梅のお酒は、梅酒とはまったく別もので、べたべたした甘さのない、梅が香るスッキリとしたお酒でした。

石田さんに「甘いお酒が好きなんですね!」と言われ、今回一通り飲んでみて、甘いお酒が好きになっていることに気が付きました。試飲のカウンターは直売所も兼ねていて、県外では手に入りにくいお酒も多数あり、スイーツからオシャレな手拭いまであります。

まとめ

トレイルを歩き、地元の美味しいお酒に出会えた私は、軽い酔いもそのままに、みろく横丁を中心とした飲み屋街に吸い込まれていくのでした。みちのく潮風トレイルを歩くなら絶対に寄りたい酒蔵・八戸酒造さん。もちろんトレイルを歩かなくても、観光で八戸を訪れた方にもぜひお勧めしたいです。

八戸酒造株式会社

〒031?0812 青森県八戸市大字湊町字本町9番地

TEL O178-33-1171 / FAX O178-34-1174

JR八戸線 陸奥湊駅より徒歩6分

■見学(所要時間約1時間)
月曜~金曜 10時~16時まで 要予約 見学料金500円

公式サイト

 

文・写真/斉藤正史


山形県上山市在住。ロングトレイルハイクの普及及び、NPO法人山形ロングトレイル理事としてロングトレイルを造る活動を続けている。2005年アパラチアントレイル以降、2013年までにアメリカ三大トレイルを踏破し、日本人2人目のトリプルクラウナーとなる。

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