【アメリカ】一生かけても観きれない世界遺産「イエローストーン国立公園」 地球の息吹を感じる名所5選

イエローストーン国立公園はアメリカ北部中央に位置するワイオミング、アイダホ、モンタナの3つの州にまたがる巨大国立公園。1872年に世界で初めて国立公園として指定され、1978年には世界遺産にも登録されました。一生かけても観きれないと言われるほどの見どころの多い国立公園。そのすべてをお伝えすることは不可能ですので、ここではその中でも特によく知られた5つの魅力に絞ってご紹介します。

 

<イエローストーン国立公園 5つの魅力>

  • その1.巨大渓谷「グランドキャニオン」
  • その2.地下の怒りが吹き上げているような「間欠泉」
  • その3.まだまだある熱水現象
  • その4.静かな水を湛えるイエローストーンレイク
  • その5.動物保護に力を入れるイエローストーン国立公園
  • アクセス
  • まとめ

 

その1.巨大渓谷「グランドキャニオン」

イエローストーン国立公園はその名前の通り黄色の石灰岩でできた山岳地帯です。面積は8,980km ²で広島県(8,479km²)と同じ位の広さがあります。この広大な公園には3000m級の山が25以上、湖が30以上、滝が15以上もあり、一生かけても見切れないと言われいます。

黄色の石灰岩でできた渓谷が深さ300mの「イエローストーン国立公園のグランドキャニオン」です。高みから流れ落ちる滝は「ローワー滝」。ナイアガラの滝の倍の高さがあります。渓谷を流れるイエローストーン川を挟んで北側と南側から渓谷を展望できます。北側にある展望ポイントは「ルックアウト・ポイント」と呼ばれ、南側の展望ポイントは「アーティストポイント」と呼ばれています。この写真はアーティストポイントから見た風景です。

 

その2.地下の怒りが吹き上げているような「間欠泉」

イエローストーン国立公園は全体が火山地帯となっており、今でもあちこちで噴火が続いています。その公園のシンボル的な存在になっているのが世界最大級の間欠泉「オールド・フェイスフル」。間欠泉とは一定の感覚で周期的に熱湯を噴き出す温泉のことです。オールド・フェイスフルは以前は45分おきに正確に温泉を噴き上げていたので「忠実」という意味のフェイスフルが名前になったのですが、今では噴き上げる時間は正確ではなくなってしまったそうです。ビジターセンターで観測し次の吹き上げ時間を予測しているので、そこで確認してから見に行った方が良いでしょう。

オールド・フェイスフルのすぐ近くにあるもう一つの熱水現象が「ファウンテン・ペイント・ポット」です。この「温泉池」では流紋岩が解けて沸騰し、泥がポット状になっています。温泉のお湯はアルカリ性で美しい青色をしているのが特徴です。きれいな水の色に見えるので触って見たくなりますが、湯温はなんと90度もあります。この間欠泉の周りには木道が周囲に巡らされていて約30分で一巡りできるようになっています。

 

その3.まだまだある熱水現象

イエローストーン国立公園にはその他にもユニークな熱水現象が見られます。その一つが「マンモス・ホット・スプリング」です。ここでは毎日2トンのミネラルが流れ出るため、温泉水に含まれた石灰分が長い間に蓄積され、美しい石灰岩の階段を形成しています。

「モーニング・グローリー・プール」は、オールド・フェイスフルから北に22kmほど行った所にある温泉の池。直径6ⅿ、深さ7mのすり鉢状の形をしています。その形状が朝顔の花に似ている所から「モーニング・グローリー」の名前が付けられました。水はかなりの高温でバクテリアが住めないためきれいな青色をしていますが、バクテリアが住める温度の所は黄土色になっています。近年、この池に心もとない観光客がコインなどを投げ入れるためバクテリアの部分が広がり、青い部分が小さくなるという問題が発生しています。

 

その4.静かな水を湛えるイエローストーンレイク

「イエローストーンレイク」はイエローストーン国立公園で最も大きな湖です。公園内の南端に位置するこの湖は火山の噴火でできたもので、標高2357mと北米で最も高所にありる湖です。湖の水温は夏でも16度しかないため遊泳には適していませんが、湖岸にそって歩道が作られ「ブラック・プール」「アビス・プール」「フィッシング・コーン」などの熱水現象を見ることができます。

CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=244870

イエローストーンレイクの西側の湖畔にはグラント・ビレッジがあり、北側にはフィッシング・ビレッジがあります。これらのビレッジには宿泊施設やビジターセンターが整備されイエローストーン国立公園でのアクティビティーの中心にもなっています。

 

その5.動物保護に力を入れるイエローストーン国立公園

イエローストーン国立公園にはたくさんの種類の動物が生息していることでも知られています。一番有名なのがシンボルの一つにもなっているバイソン。バッファローと呼ぶ人もいますが、明らかに違う種類。絶滅しかけた時期もあったと言われていますが、動物保護活動が功を奏して一定の数のバイソンが存在しています。それほど獰猛ではありませんが、挑発しないよう注意が必要です。

イエローストーン国立公園が力をいれてきた動物保護活動には、「オオカミの再導入プロジェクトがあります。一時期人間が国立公園内のオオカミを殺しずぎ絶滅してしまったのですが、その結果として、オオカミが餌にしていたコヨーテや鹿の数が増えすぎ、反対にコヨーテの増加でネズミの数が減り、それを餌にしていたワシの数も減ってしまったのです。このアンバランスを直すためにオオカミを再導入。今では、以前のように動物の数のバランスが取れるようになったと言われています。

 

アクセス

イエローストーン国立公園へ行くには日本の国際空港からロサンゼルス、もしくはサンフランシスコに飛び、そこからワイオミング州にあるジャクソンホール空港へ国内線を使って移動します。国内線で乗り入れているのは、ロサンゼルスからだとアメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド・エクスプレス、サンフランシスコからだとユナイテッド航空になります。
ジャクソンホール空港に到着したらレンタカーを借りてイエローストーン国立公園の南口へ移動します。走行距離80km、所要時間約75分。

 

まとめ

アメリカのワイオミング州に90%の面積を持つ世界遺産イエローストーン国立公園は、火山帯にあり今でも火山活動が続いているユニークな国立公園です。世界で初めて国立公園として指定されたこの広大なエリアには、大渓谷や間欠泉、そして温泉池や湖、また多くの種類の動物などアメリカが保護してきた手付かずの自然がふんだんに残っています。近くには空港もあり、比較的簡単に移動できるイエローストーン国立公園。ぜひ一生に一度は訪ねてみてください。

記事/Setsuko Truong

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