【オーストラリア】ハイカーの夢を叶える世界自然遺産「タスマニア」を歩く旅 5つの魅力紹介

オーストラリアの最南端にある島「タスマニア」。面積にしたら九州と四国を足した面積より少し大きいぐらいの島ですが、島内にある6つの国立公園と複数の保護区を含むエリアは「タスマニア原生地域」とし世界自然遺産に登録されています。ユニークな動植物が生育し手付かずの大自然が残り最近世界的にも注目を浴びているタスマニア原生地域。その中でもアクセスの良い「クレイドルマウンテン・レイクセントクレア国立公園」とその周辺の魅力をご紹介します。

<タスマニア原生地域 5つの魅力>

  • その1.クレイドルマウンテンを見ながらダブ湖のまわり散策
  • その2.雨林の残る周辺の原生地区を散策
  • その3.本格的なハイキングには「オーバーランドウォーク」
  • その4.タスマニアの原生動物
  • その5.玄関口ロンセストンの「カタラクト渓谷」
  • アクセス
  • まとめ

 

その1.クレイドルマウンテンを見ながらダブ湖のまわり散策

©Tourism Tasmania

クレイドルマウンテン・レイクセントクレア国立公園は、タスマニアの第2の都市ロンセストンから車で2時間ほど行った所にあります。この中心となるのが標高1545mの「クレイドルマウンテン」です。「クレイドル」とはゆりかごのこと。氷河によって作られた山の地形がゆりかごの形をしていることからつけられました。

Cradle Mountain

クレイドルマウンテンにものぼることができますが、岩山であるため登山は初心者には適していません。気軽なハイキングを楽しみたいときには、すぐ近くにあるダブ湖の周囲に作られた全周5.7kmの散策路をおすすめします。季節になると高原植物が美しい花を咲かせます。2時間ほどで散策できる一番人気のあるハイキングコースです。

 

その2.雨林の残る周辺の原生地区を散策

©Tourism Tasmania

クレイドルマウンテンの周辺にはいくつかのハイキングコースが作られています。例えば写真は「魅惑の散策路」と名付けられたコースで20分で回れるようになっています。

散策路には木道が作られているので大変歩きやすく、気軽に散策が楽しめます。このエリアにはファーンツリーと呼ばれる大シダや苔の生えた森林などが見られます。殺風景なクレイドルマウンテンと対照的な風景が広がります。

 

その3.本格的なハイキングには「オーバーランドウォーク」

クレイドルマウンテン・レイクセントクレア国立公園には5~6日掛けて歩く「オーバーランドウォーク」という65kmのハイキングコースが整備されています。このコースは北のクレイドルマウンテンから南のセントクレア湖までを歩くコースです。ゴンドワナ時代からの太古の森がそのまま残り、ボタングラスの草原にユーカリの木がそびえ立ち、タスマニア特有の動植物が見られるこのハイキングコースは、本格的なハイカーの「死ぬまでに絶対歩きたいコース」の一つになっています。

ハイキングの途中には、ユニークな形をした山「バーン・ブラフ」が見えます。標高1559m。この山も氷河によって作られたものです。

オーバーランドハイキングの途中にはところどころに小屋が立っていますが、予約制がないので早い者勝ち。そのため小屋に泊まれないことを想定して参加する人は全員テントを持って行くことが義務付けられています。また途中売店もないので6日分の食料の準備も必要です。オーバーランドウォークを行うときは少なくとも24時間前に予約をする必要があります。また安全の面から一人で歩くことは禁じられています

 

その4.タスマニアの原生動物

タスマニア原生地区で絶対見逃せないのがタスマニアにしかいない原生動物です。

タスマニアデビル  ©Tourism Tasmania

タスマニアデビルは昔はオーストラリアの大陸にもいたのですが、ディンゴという野生の犬に食べられ絶滅。現在ではタスマニアにしか生息していません。体調50~80㎝の有袋類。カエルやガリガニを主食にしていますが、人家に近い所ではニワトリや羊も攻撃するためデビル(悪魔)という名前が付けられました。

ウォンバット  ©Tourism Tasmania

しっぽがほとんどなく、ずんぐり太ったウォンバットは体調70~120cm。のそのそと歩く姿がかわいらしく人気のある動物です。夜行性で有袋類の草食動物です。

 

その5.玄関口ロンセストンの「カタラクト渓谷」

©Tourism Tasmania

日本から直接この原生地区に行く場合は、タスマニアの第2の都市ロンセストンが玄関口になります。ロンセストンには「カタラクト渓谷」という美しい渓谷があり、その辺一帯にレストランや公園が作られ観光スポットになっています。クレイドルマウンテン・レイクセントクレア国立公園で歩き疲れた後はこのロンセストンでゆっくりした時間を過ごしてみるのはどうでしょう。この渓谷には川に沿って歩道が作られていますから、まだまだ歩きたい人はぜひここでもハイキングを楽しんでください。

公園は大変良く整備され、春から初夏にかけてはアジサイの花が見事に咲き、西洋風な建物に良く映えます。

 

アクセス

日本からタスマニア原生地区へ行くには、前述の通り、まずロンセストンに飛び、そこからクレイドルマウンテン・レイクセントクレア国立公園のビジターセンターまで連絡バスを利用します。バスの所要時間は3時間16分。

参考サイト

 

まとめ

ユニークな動植物が生存するオーストラリア。そのオーストラリアの中でもさらにユニークなのがタスマニアです。このリンゴの形をした島には太古の時代の原生林が今でも残っており、手付かずの自然が守られています。クレイドルマウンテンの周辺には簡単に歩けるコースがいくつか用意されていますから気軽にハイキングを楽しめますが、本格的なハイキングを楽しみたい人はぜひオーバーランドウォークにチャレンジしてみてください。

 

協力/タスマニア観光協会「Tourism Tasmania

記事/Setsuko Truong

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