【スイス】トップ・オブ・ヨーロッパ、登山鉄道で行く世界遺産「ユングフラウ」5つの魅力

スイスの世界遺産「スイスアルプス ユングフラウ‐アレッチュ」はスイスの中央に位置する氷河が形成した山岳地帯。標高4,158mのユングフラウを初め「アイガー北壁」で知られるアイガーやメンヒなど標高4000m前後の山々が並びヨーロッパの屋根と言われています。麓にはのどかなスイスの牧場が広がり、玄関口のインターラーケンには中世の面影が残り、また美しい湖が佇みます。昔は経験のある登山家しか訪れることができなかったスイスアルプスですが、今では登山鉄道が整い、簡単に山頂まで行くことができるようになりました。そんなスイスアルプスの魅力を5つに分けてお伝えします。

<スイスアルプスの5つの魅力 >

  • その1. 中世の面影が残るスイスアルプスの玄関口インターラーケン
  • その2.ユングフラウまでの鉄道の旅
  • その3.終点のユングフラウヨッホ駅周辺
  • その4.スフィンクス展望台
  • その5.ユングフラウエリアでのアクティビティー
  • アクセス
  • まとめ

 

その1. 中世の面影が残るスイスアルプスの玄関口インターラーケン

スイスアルプスの玄関口であるインターラーケンは、スイスの首都ベルンから南東に50kmほど行った所にあります。12世紀に修道院の町として作られたところで、今でも中世の面影を残していますが、登山ブームが始まるとインターラーケンを起点とした登山鉄道が作られ、以来、登山客や一般観光客で賑わうようになりました。

インターラーケンには街の中心を挟んで東側と西側に湖があります。東側にあるのが「ブリエンツ湖」、西側が「トゥーン湖」です。湖の周りには一部散策路が作られているので遠くにアルプスの山々を見ながらハイキングが楽しめます。

 

その2.ユングフラウまでの鉄道の旅

さて、いよいよアルプスに向かって出発です。目的地はユングフラウヨッホ駅。インターラーケンから3つの鉄道を乗り継いで終着駅まで行きます。鉄道の利用方法については「アクセス」の所で詳しい内容をお伝えしています。

アルプスに最も近い3つ目の鉄道はユングフラウ鉄道と呼ばれ、クライネシャイデック駅から出発します。写真はクレイネ・シャイデック駅から見たアイガー北壁。その前に見える建物は「ホテル・ベレビュー・デ・アルプス」です。

停車駅からガラス越しに見える「アイスメーヤ」 by Andrew Bossi  出典元:https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3299263

ユングフラウ鉄道の全長は9.3km。勾配25%の山を35分かけて登っていきます。山の「中」を掘って作られた鉄道であるためほとんどがトンネル。途中に「アイスメーヤ駅」があり、ここで5分ほど停車します。停車する理由は駅近くにある「氷の海(アイスメーヤ)」をガラス越しに見学するためです。ぜひ列車から降りて眺めてください。

 

その3.終点のユングフラウヨッホ駅周辺

終点の「ユングフラウヨッホ駅」は地下の駅です。この駅の地上が世界遺産「スイスアルプス ユングフラウ‐アレッチュ」の中心になっています。

ユングフラウヨッホ駅の地上には「トップ・オブ・ヨーロッパ」という名前の施設があります。ユングフラウがヨーロッパで最も高い山であることから名付けられました。この施設には、レストラン、土産店、ホテル、小規模映画館などがあります。

氷の彫刻を展示している「アイスパレス」 By Norbert Aepli, Switzerland 出典元: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2012-07-26_Berner_Oberland_5522.JPG

トップオブヨーロッパの地下には「アイスパレス」と呼ばれる氷の彫刻の展示エリアがあります。展示場の通路は氷河を削って作ったトンネル。ユニークな氷の作品が展示されています。

 

その4.スフィンクス展望台

スフィンクス展望台 By Julius Silver 出典元: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sphinx_Observatorium.jpg

 

トップオブヨーロッパの頂点に建てられたのはスフィンクス展望台。地下のユングフラウヨッホ駅からエレベ―ターで一気に上がれます。この展望台からユングフラウ山地の素晴らしい展望を楽しんでください。

スフィンクス展望台から見えるユングフラウ。ユングフラウとは「乙女」の意味。その名の通り、天気によっては気恥ずかしそうに霧や雲の向こうに姿を隠してしまいます。このユングフラウとメンヒ、アイガーの3つを合わせてオーバーラント3山と呼ばれています。

 

その5.ユングフラウエリアでのアクティビティー

スイスアルプスで見逃せないのが夏に楽しむハイキングですね。ハイキングはもちろん自分で計画して行っても良いですが、ツアーに入ると見所を案内してもらえます。
ユングフラウの観光センター「ユングフラウ トップオブヨーロッパ (Jungfrau Top of Europe)」によっていくつかのハイキングツアーがアレンジされています。

世界遺産の構成資産にもなっているアレッチュ氷河はユングフラウヨッホ駅から始まっているトンネルを通ると歩いて行けます。冬にはここでスキーもできます。

 

アクセス

世界遺産の「スイスアルプス・ユングフラウ‐アレッチュ」に行くには、まず日本から、チューリッヒ経由でベルンに飛び、ベルンから電車でインターラーケンに移動します。電車の所要時間約50分。
次にインターラーケンからオーバーラント鉄道に乗り換え「ツヴァイリュッチネン駅」へ。ここで車両が半分に切り離され前の車両は「ラウターブルンネン駅」へ向かい、後ろの半分の車両は「グリンデルワルト駅」へ向かいます。
それぞれの駅に着いたら今度は「ヴェンゲルンアルプ鉄道」に乗り換えます。ちょうど高い山を取り囲むように2つの列車が別々のルートを進み、最終的には両方とも「クライネ・シャイデック駅」に着きます。どちらの経由で行っても良いのですが、グリンデルワルト駅経由だと車窓からアイガー北壁を見ることができます。
そして「クライネ・シャイデック駅」からは、すでにお伝えした「ユングフラウ鉄道」に乗り換え、目的地の「ユングフラウヨッホ駅」で下車。インターラーケンからの全所要時間は、乗り換え時間を入れると約2時間20分。

 

まとめ

ヨーロッパの屋根と言われるユングフラウ。この山を中心としたスイスアルプス一帯は最大規模の氷河によって形成されており、世界遺産としても登録されています。昔は歩いて登らなければいけなかったユングフラウも今では登山鉄道が整備され、玄関口のインターラーケンから2時間半ほどで到着できるようになりました。雄大で美しい自然が残る「スイスアルプス ユングフラウ‐アレッチュ」。ぜひ次の旅の計画に入れてみてください。

記事/Setsuko Truong

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