長沼商史『ヌーのどうしょうもヌー』 #11 ニュージーランド3000kmテアラロア回想記 その②

ヌーです。
早く暖かくならないかな〜海パンで過ごしたい・・・
まぁ冬に夏が恋しくなって、山で海が恋しくなるもんです。
でも、恋は指定タイヤね そうスタッドレス! NOOOOOO!恋はしていたいやね。
滑らないタイヤでスベるやつ・・・新年から・・・
つーことでね テアラロアのオススメ区間を当時のブログで紹介しているやつの続き。

青丸の辺り、ハブロックという町からセントアーナードって集落まで。
リッチモンドレンジと呼ばれる所です。
ではどーぞ。

 

ハブロック ~ セントアーナード

この区間テアラロアで一番長いセクションかな?
DOC(Department of conservation)によると10日間~のセクション。
食料一応8日間みたけど9日か10日は余裕、セーブすればも少しいけるかな。
重い・・・まあこの辺りハット沢山あるみたいだし、つーことはハットには水がだいたいあるので水をあんまし持たないで済むから、まっいいかっ!と前向きに。
この辺で数ヶ月前にイギリス人ハイカーが亡くなってるって聞いた、気を引き締めて行きます。

ハブロックを朝8時半頃出る、ステーキパイを食べながら。買い食い、歩き食い。
だって20kmほどロードだからw ロードからは牧場歩き、そんで10km位かなダートロード
そんでやっとトラックへCaptain creek hut まで町から42km。
はぁー歩いた。ってんのに川が目の前、竿を振る。歩きと釣りの体力は別腹。
でも生命感無し、ノーフィッシュ。
サンドフライに集団リンチを受ける、痒いんだよなぁこいつにやられと。

4人のハイカーとハットをシェアするが、耳栓絶対必要!!良かった持ってて。
翌日、予定してたハットに夕方5時頃に着く。近くに立ってる看板には「この先渡渉沢山有り、強い雨のあとは危険!」と。
山を見上げる、あー降るなこれ、絶対くるなー的な曇。
この前も停滞したし・・できれば停滞はしたくないなー。
よしっ行くか!と次のハットを目指す。

ずーっと、登り。疲労がパない、沢山のアメ玉でごまかす。アメ玉に銀の詰め物が付いて来て取れる、OMG。
雨が降り出すがどうにかハットへ。Starveall Hut
トラック入ってから29km歩いた。この距離結構ヤバいんだな、ニュージーランドはアップダウン半端ないから。
ご褒美に町のアウトドア屋で買ったドライフード、ビーフと米なんちゃら的なの食べる。
口に合わない・・全部食うけども・・・

ハットにはスイスからの2人組で南島だけテアラロア歩くらしいメンズとチェコ?からのカメラ好きおじさんと俺の4人。スイス若者はバックパック自作MYOG make your own gear?って奴だね、道具オタクでもあった。
おじさんはいびきがぱねー、耳栓w いいひとだけども・・・
翌朝雨は止み、ここから標高をさらに上げていく。
次のハットSlaty Hut、雨・・・歩くの止める、5kmしか歩いてないけど。

 

ハットにはよく会うアメリカ人スルーハイカーのジェフが。彼は昨日着いたけど、雨と風
のためゼロデイ(歩かない日)にするという。俺も歩き中止、霧も雨も風もだから。
ネロデイって奴ね。
薪ストーブに火をたき、読書。アルコール燃料使わずに調理もできる。
そしてウイスキーをちびっと飲む。
夕方には晴れ間ができる。ジェフが「薪拾いしよーぜっ!」て
二人で自分達が使った数倍の薪を拾う。うん!なんか良いことした。って気になるw
翌日晴れ!
朝のうちは天気もよく、森林限界よりも上もあり、雲海もあり、最高!!

でもヤバい区間もあり!足の踏み場15cm位の幅の断崖絶壁。
落ちたらチヌな的な5歩分くらいの所有り。
俺は高所恐怖症だけど、気合で通過ww
まあクライマーとか山屋にとっては普通の感じなんだろうけどね、怖いよ俺は。風も強いし。
Mt Rintoul で天気が急変、雨。風もさらに強まり雲の中、視界が悪い。一緒に歩いてた ジェフが少し離れると見えない。

山の天気はすぐ変わる
しかも山は危険度を一気に増す
山はボンドガールみたいだ
抱き合ったと思ったら銃口が向けられてた みたいな
美しいけど危険を秘めてる

みたいなね。

トラックは西へ行ってるはず、コンパス見ながら広がった頂上付近を歩く。
トラックを示すオレンジのポールを4つの目で探しながら。
高度を下げ少しましになりツリーラインへ突入。木が有るだけでなぜか安心。
昼過ぎにRintoul Hutに着く。
14kmで今日はお終い、雨やだもん。
また読者、ウイスキー、薪ストーブ、昼寝。
なんか贅沢だわーこれ。斧で薪を割ったり、そんでまったり♪ うん、贅沢だわー。

 

なに??こんな素敵なハットが900以上あるって!!!!!ゴイスー。
翌日晴れ!!
トラックは川の横を行くが生命感無し、竿出さず。
途中ジェフと別れ、1人行く。
あるサドルを越えると視界が一気に広がり、The山。
森林限界よりも上で木は生えていない、空は青く雲がバラバラと。
このイカチイ感じ最高!

 

強風を除けば・・・ね
飛べそうです・・・
今なら僕・・・
君の所まで・・・
そんな君はどこにもいないけど・・・けっ!
結婚を前提に付き合うのを前提に友達になるのを前提に知り合いになってください。

Hunters Hutへ。先客4人、釣りの話ししてたら、あるハイカーがレンジャーに聞いたら「この辺釣れないから釣りは諦めな!」って言われたってさ。俺の感覚が当たってたと、勘を誉める。前向きに。

翌日晴れ。
この辺今までテアラロア歩いてきて一番気持ち良く歩けてる。最高。
今日はRedhill hut まで20kmほどのみ。
翌日は16kmほどで町に着く、町というか集落。
だから無理して歩く必要はない、食料まだあるし。
途中ハットで昼飯、少々読書、心地よい風を浴びながら。

ニュージーランドのトラックは考え事しながら歩くとこける、または泥、最悪滑落。
そんな所が結構多いので考え事ずーっとしてられない、でもこの辺は少し考え事できた。
スルーハイクについて。

自身スルーハイカーだけど去年は1000km位のセクションハイカー。両方やってる立場で ハッキリ言える事は「セクションハイクが楽しいですよ」と。
長くて多分1000mi、 1600km位までならその瞬間瞬間を楽しめるはず。
なんでそう思ったかというと、例えばPCT。
スルーハイクするとあの素晴らしいJMTでさえただの1セクションになる。
もっと言うと、世界を歩いたらPCTもただの1セクション。
通過しちゃう。季節に追われてたり、距離が長すぎるから少し急いじゃう。
そしてそれは生活になる。てか当たり前になる。当たり前になった瞬間何かが変わるんだろうね。その時間、距離が俺は大体1000miかなーと思った。
俺スルーハイカーだけどセクションハイク幸せ論を唱えます。1600km、十分長いけどww
じゃあ何故スルーハイクしてるんだろう?
達成感?山を歩く事が生活になることが好き?
多分「暇だから」これだな。なんて考えながらのんびり歩く、したら蜂にケツ刺される。

 

翌日少しトラック歩いてロードでSt Arnaudへ。
宿に入り少し釣り、15cm位のブラウントラウト・・・竿を仕舞う。
湖、時間と金かけたらでけーの釣れるんだろーなー、ボートで。でもそこまで金かけて釣るものかな?トラウトって?って今の所思ってるので諦める。
一軒だけあるストアでパイを3つも食べるがまだ足りない。
前もって宿に送っておいた食料も無事に回収、まあ明日雨なんで休んでユックリします。

今回はここまで!
次回の紹介はここのセクションの続きも最高なのでそこを!

なんだけどー大事なお知らせww
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