【静岡】滝と渓谷の美しい自然と文学の香り漂う「天城山・踊子コース」ハイキング見どころ5選

静岡県伊豆にある天城山は一つの山の名前ではなく、その辺の山岳地帯を差す名称です。昔から多くの文学作品の舞台として取り上げられてきたところです。その中の一つがノーベル文学賞を受賞した川端康成の短編小説「伊豆の踊子」。これまでの映画化も6回。天城山にはいくつかのハイキングコースが作られていますが、今回は、この物語の主人公と踊子が歩いた道「天城山踊子コース」のハイキング見どころ5選をご紹介します。

<天城山ハイキング 見どころ5選>

  • その1.踊子像や文学碑が並ぶ「浄蓮の滝」エリア
  • その2.一枚岩の上に清流が流れる滑沢渓谷
  • その3.石造りに情緒が漂う「旧天城トンネル」
  • その4.七つの滝が見れる「河津七滝」
  • その5.日本でも珍しい滝を見ながらの露天風呂
  • アクセス
  • まとめ

 

見どころ1.踊子像や文学碑が並ぶ「浄蓮の滝」エリア

川端康成の「伊豆の踊子」は、悩み多き主人公の「私」が何かを求めて天城山の旅に出かけ、途中で旅芸人の一座と道連れとなり、その中にいた踊子の明るさに励まされ淡い恋心を抱くというもの。この物語に基づいた「踊子コース」には修善寺方面または反対側の河津方面からスタートする2つの歩き方がありますが、「伊豆の踊子」の中では修善寺方面から出発しているので、ここでもそちらのルートを辿ることにします。

距離にして16.2km、所要時間約5時間30分。最初のスポットは湯ヶ島にある「浄蓮の滝」です。付近には茶屋やお土産屋が数件並んでいます。

浄連の滝は「日本の滝100選」の一つに選ばれている高さ27m、幅7mの滝。ほとばしるように勢いよく流れ出る滝は豪快そのもの。浄連と言う名前は近くにあった「浄連寺」にちなんでつけられたと言われています。

この滝のすぐそばにあるのが「伊豆の踊子」像。主人公の「私」と並んで立っています。浄連の滝付近にはこのほかにも「島崎藤村文学碑」や「横光利一文学碑」、また石川さゆりのヒット曲「天城越え」の歌碑などいくつかの碑が建てられており、昔から多くの人を魅了してきました。

 

見どころ2.一枚岩の上に清流が流れる滑沢渓谷

滑沢渓谷(なめさわけいこく)は狩野川支流の深い森の中に形成された渓谷です。渓谷の底には溶岩が冷えて固まって作られた一枚岩が見られ、その上を流れる滑沢の清流が長い間に岩の表面を見事に磨き上げ滑らかで美しい岩肌を造り出しています。

滑沢渓谷に沿った所には遊歩道が作られています。この遊歩道を上流に向かってしばらく歩く天然記念物に指定されている「太郎杉」にたどり着きます。

 

見どころ3.石造りに情緒が漂う「旧天城トンネル」

天城山には新・旧2つの車道トンネルがありますが、ここでは旧天城トンネルについてお伝えします。1905年に作られたこのトンネルは日本で初めての石造道路トンネルで、全長445.5m。重要文化財に指定され「日本の道100選」にも選ばれています。

トンネル内にはガス灯を模した電灯が付けられているので、普通に歩くことができますが、車道トンネルとしても使われているので歩くときには注意が必要です。トンネルの幅は4.1m。普通車によるのすれ違いは不可能です。

 

見どころ4.七つの滝が見れる「河津七滝」

トンネルを抜けてしばらく歩くと「河津七滝」に着きます。「七だる」とも呼ばれるこのエリアには釜滝、エビ滝、蛇滝、初景滝、カニ滝、出合い滝、大滝の7つの滝が100~300mの間隔で見られます。初景滝のそばにはもう一つの「伊豆の踊子」像が立っています。そのすぐ後ろには「私」の像も。

水が多いせいでひんやりとした空気が漂うのが河津七滝エリア。7つの滝はサイズも形もそれぞれで趣があります。写真はかに滝。高さ2ⅿ、幅1mの小さな滝です。

 

見どころ5.日本でも珍しい滝を見ながらの露天風呂

河津七滝の中で最も南側にあるのが、高さ30m幅7mを誇る七滝の中でも最大の「大滝」。この付近には「大滝温泉」として宿泊施設がいくつか作られています。中でも滝のすぐ近くにある旅館「天城荘」にはこの滝を見ながら入れる露天風呂があります。露店風呂と言っても水着を着て入るプールのような感覚のもので男女の差別なく利用できます。

天城荘公式サイトはコチラ

 

アクセス

天城山踊子コースのスタート地点「浄蓮の滝」に行くには、伊豆箱根鉄道の修善寺駅で下車し、東海バスの「河津行き」または「昭和の森会館行き」に乗車し「浄蓮の滝」停留所で下車します。バスの所要時間約33分。

天城観光 公式サイトはコチラ

 

まとめ

伊豆半島の中央にあり秘境と言われる天城山は、日本の名作川端康成の「伊豆の踊子」の舞台になった所でもあります。その物語の中で主人公の「私」と踊子が歩いた道「踊子コース」ハイキングの見どころを5選ご紹介しました。このコースには数多くの滝と清流の流れる渓谷があり、また「日本の道100選」の一つに選ばれている重要文化財「旧天城トンネル」や滝の見える温泉などがあります。まさに天城山ならではのハイキング!ぜひ体験してみてください。

記事/Setsuko Truong

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