【ニュージーランド】 アオラキ/マウント・クック国立公園 NZ最高峰を望み、氷河湖を目指す雄大なコース

ニュージーランドの最高峰マウント・クックを望み、氷河湖を目指す雄大なハイキングコース

マオリ語でアオラキ「雲を突き抜ける山」とも呼ばれるマウント・クックは標高3724 mのニュージーランド最高峰の山です。マウント・クックの麓に広がるマウント・クック国立公園内には、様々なハイキングコースが整備され、美しい山を眺めながらハイキングを楽しむことができます。

マウント・クック国立公園はクライストチャーチとクイーンズタウンの中間に位置し、どちらからもバスで約5時間〜5時間半で到着します。ハイキングの拠点となるのがマウント・クック・ヴィレッジ内にあるビジターセンター。ハイキングコースの情報を得ることができ、日本で売っているガイドブックよりも詳しい地図を購入することもできます。

 

マウント・クック国立公園 1日目

マウント・クック国立公園を訪れたのは12月中旬。南半球のニュージーランドでは初夏にあたります。クイーンズタウンを朝7時半に出発するバスに乗り、昼の12時半にマウント・クック国立公園に到着しました。途中、プカキ湖周辺までは青空ものぞいていたのですが、マウント・クックに向かって道を折れた途端、真っ黒な雲が広がり始めました。マウント・クック周辺の地帯では非常に雨が多いため、美しい山頂の姿を見ることは難しく、「恥ずかしがり屋の山」とも呼ばれているそうです。

マウント・クック・ヴィレッジに着いた時には本格的な雨が降り始めました。登山用のレインコートを着て、フッカーバレー・トラックへ向かいました。フッカーバレー・トラックは往復約10 km、所要時間約4時間のハイキングコースで、マウント・クック国立公園の中で最も人気のあるコースです。

轟々と音を立てて流れるフッカー川にかかる3つの吊り橋を渡って、氷河湖であるフッカー湖を目指します。コースはとてもよく整備されていて、防水性のある登山靴を履いていれば雨の中でも問題なく歩けました。マウント・クック・ヴィレッジに宿泊しない日帰りのツアーでは2本目の吊り橋の手前で引き返すことが多いようで、このあたりまでは多くの団体観光客が写真を撮る姿が多く見られます。

2本目の吊り橋を超えたあたりから、雨は雹へと変わり、レインコートの上から激しく打ち付け始めました。初夏にもかかわらず濡れた指先はじんじんとかじかみます。時折、強い風も吹き付け大きな岩陰で風を凌ぎながら一休み。なんとかフッカー湖まで到着しました。雨と強い風で白くかすみ、対岸の氷河も見えません。この日は自然の厳しさと荒々しさを体感するハイキングとなりました。

マウント・クック国立公園 2日目

翌日、前日とは打って変わって朝から澄み渡る青空が広がっていました。お昼過ぎにはクライストチャーチへと向かうバスに乗る予定だったので、往復2時間のケア・ポイント・トラックを歩くことにしました。

草原の中をしばらく歩いた後、急な上り坂を登りきるとミューラー湖の向こうに前日は全く見ることのできなかった美しいマウント・クックの姿が。青空を背景に美しい白い山を眺めていると、やはりどうしてもフッカー氷河湖から見てみたくなりました。

急遽、急ぎ足でフッカーバレー・トラックへ。前日とは異なり青空のもと、草木は緑に輝き、可憐な高山植物の花々が美しく開いています。

二つめの吊り橋を渡るとマウント・クックがいよいよ近くに見えてきます。三つ目の吊り橋を渡り、20分ほどさらに歩くと目的地フッカー氷河湖に到着です。

休憩スペースの手前にある細い道を下ると湖畔に降りることが出来ます。氷河から溶け出した水は静かなさざ波となって打ち寄せてきます。朝早い時間だったこともあり、人も少なく湖は静寂に包まれていました。圧倒的なマウント・クックの姿の前に広がる対照的な静かな空間。現実のものとは思えないような不思議な感覚に包まれながら、時間を忘れしばらく立ち尽くしていました。

上空は風が強いのか、刻々と変わる雲の形、耳をくすぐる波の音。何時間でもみていることができそうだったのですが、残念ながらバスの時間もあり帰路につきました。往路の木道からは遠くミルキーブルーのプカキ湖も望め、マウント・クックハイキングの余韻に彩どりを添えてくれました。

 

マウント・クック国立公園を実際に歩いてみて

雨が多く、天候がとても変わりやすいので、簡易な雨具ではなくアウトドア用のレインウェアを持っていかれることをお勧めします。

・夏でも雹が降るなど、気温変化も激しいので保温性のある上着を用意しておいた方が安心です。

・1日のうちでも天候が変化するので、2日以上滞在した方がマウント・クックの雄大な姿を見るチャンスがあるかもしれません。

マウント・クック・ヴィレッジ内にはホテル以外に食料品を買う場所がないので、必要な食料や飲料は事前に準備しておいた方がいいと思います。

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