極上の自然とグルメに出会う旅⑦ ~十和田八幡国立公園で火山群・渓流・湖の絶景を満喫しよう!

「八甲田山」は青森県の中央に位置する複数の火山や丘陵からなる山岳地帯の名称です。この山岳地帯から南に下ると十和田湖があり、その途中には美しい流れで知られる奥入瀬渓流があります。これら一帯は十和田八幡国立公園の一部になっています。冬には豪雪地帯になりますが、夏から秋にかけてはハイキングや湖の遊覧が楽しめます。途中温泉でゆっくりしながら楽しむ十和田の旅に出かけてみませんか。

 

ロープウェイで始まる八甲田山のハイキング

この旅の始まりは、八甲田山ロープウェイです。田茂萢岳山頂駅までの所要時間は片道約10分。100人乗りの大型ゴンドラが、年間を通じて運行されています。ゴンドラは、窓の面積が広いので、周囲の自然の風景が良く見え、眺望が楽しめます。山頂駅からは、天気が良い日には、青森市街地や津軽半島などが眺望できます。

 

八甲田山ロープウェイ公式サイト: http://www.hakkoda-ropeway.jp/

 

 

池や沼に囲まれた「ゴ―ドライン」

ロープウェイの山頂駅からは、「ゴードライン」と呼ばれるハイキングコースが整備されています。ゴードとは英語でヒョウタンのこと。ハイキングコースの形がひょうたんの形をしていることからこの名前が付きました。30分と60分のコースがあり、どちらもスニーカーで歩ける家族向けの気軽なコースです。ただし、この辺りは雪解けが遅いため、6月でも残雪がありますから、滑らないよう注意が必要です。

 

本格的なトレッキングも楽しめる八甲田山

本格的なトレッキングを楽しみたい人には、「毛無パラダイスライン」と「大岳登山コース」が整備されています。どちらもゴートラインの途中から出発し、酸ヶ湯温泉につながっています。所要時間は、毛無パラダイスラインが約2.5時間、大岳登山コースが約4時間です。

参考サイト:http://www.hakkoda-ropeway.jp/service/trekking

 

蔦温泉で山歩きの疲れを癒そう

八甲田山を後に、奥入瀬に向かいますが、この日は途中にある蔦(つた)温泉で1泊し山ルネサンス期の疲れを取りましょう。この温泉郷にある宿は一軒だけ。温泉の名前をそのままつけた「蔦温泉旅館」です。

蔦温泉の特徴は、浴槽が源泉の上に直接作られていることです。そのため湧き出した源泉が、湯船の底に敷かれた板の間からぷくぷくと上がってきます。こうした温泉は「久安の湯」と「泉響の湯」と呼ばれ、秘境として長い間多くの人に愛されてきました。

公式サイト:https://tsutaonsen.com/

 

森林浴しながら奥入瀬を歩こう

蔦温泉でゆっくりした翌日は、日本一清涼な流れの一つといわれる奥入瀬に足を運びましょう。蔦温泉から奥入瀬散策路の始まりである焼山までは、約5km、車で7分の距離です。そこから十和田湖の子ノ口(ねのくち)まで約14kmの川の流れに沿って遊歩道が作られています。全行程を歩くと4時間かかりますが、石ヶ戸までバスで移動して、そこから子ノ口まで歩く楽しみ方もあります。このコースは8.9km、約2時間40分かかります。また自転車を借りたり、全工程をバスで移動する方法もあります。

奥入瀬は夏の緑の季節もきれいですが、紅葉の季節も見事です。もちろん全工程を歩くのが理想的ですが、特に滝を見たい人には「雲井の流れ」から「銚子大滝」までの50分のコースを歩くと、9つの滝を見ることができます。また、川の流れを特に楽しみたい場合には、「馬門岩」から「雲井の滝」までの30分コースがおすすめです。

公式サイト:http://towadako.or.jp/sansaku-map/oirase-nenokuchi/

 

遊覧船で巡る十和田湖

奥入瀬の遊歩道を歩き切ると、目の前に十和田湖の広い水面がいきなり広がります。この接点が子ノ口でここに遊覧船の発着場があります。十和田湖にはもう一つ「休屋」と呼ばれる遊覧船の発着場があり、遊覧船はこの2つの発着場の間を行き来するコースと、休屋から出発して近場を一周するコースの2つがあります。

公式サイト:http://www.toutetsu.co.jp/ship.html

 

 

十和田湖の湖畔には「乙女の像」が建っています。高村幸太郎の作品で1953年に建てられたものです。湖畔では毎年7月中旬の週末に「湖水まつり」を開催す。また7月下旬には、約50kmにおよぶ十和田湖の周囲を歩く「十和田湖ウォーク」が行われます。完歩には約12時間を要するそうです。十和田湖の付近には宿泊施設も複数あります。時間があれば、ここでもう1泊するのも良いでしょう。

 

十和田湖周辺のグルメ

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Grilled_fish_HIMEMASU_or_Oncorhynchus_nerka_in_a_restaurant_by_Lake_TOWADA_Aomori_Prefecture_Japan.jp

ヒメマスの養殖が行われている十和田湖で見逃せないのが、ヒメマスの塩焼きなどの地元料理。ぜひ味わってください。

「じゃっぱ汁」は青森県津軽地方に伝わる郷土料理です。じゃっぱとは「雑把」のことで、魚をおろした時に残る魚の頭や内臓などの「粗(あら)」を野菜と一緒に味噌味や塩味で煮込んだものです。

 

アクセス

スタート地点である八甲田山へは青森駅からバスが運行しています。所要時間約60分。

十和田湖からの帰りは、バスで焼山まで移動し、そこからバスで青森駅、新青森駅、または八戸駅へ移動。

 

まとめ

火山が造り出した湿地帯を歩きながら冠雪を抱く八甲田山の山々を眺め、森林の中を流れる奥入瀬渓流で森林浴に浸り、雄大な十和田湖を船で遊覧し、地元産の料理を楽しむ旅。途中ではひなびた温泉でゆっくりとした時間が過ごせます。十和田八幡国立公園の旅、ぜひ計画してみてください。

 

 

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