極上の自然とグルメに出会う旅⑧ ~溢れんばかりの大自然! 阿寒摩周国立公園を堪能しよう!

北海道東部の阿寒摩周国立公園は釧路の北側に広がる国立公園。園内には阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖などの代表的な湖の他、神秘的な湖オンネトーや雄阿寒岳・雌阿寒岳、そして温泉やアイヌ文化など観光スポットが溢れんばかりです。そんな阿寒摩周国立公園を堪能する3泊4日の旅を紹介します。

 

カヌーで回る釧路湿原

旅の始まりは釧路湿原。この湿原は阿寒摩周国立公園ではなく、釧路湿原国立公園として別に指定されています。釧路のすぐ北側に広がる湿原地帯は、太古の昔、海だったエリアから海水が徐々に引いて湿原になりました所ですが、何カ所かは海の状態が「海跡湖(かいせきこ)」として残っています。釧路湿原ではカヌーに乗って湿原の様子を観察しましょう。この日は釧路周辺で宿を取るのが良いでしょう。

 

 

神秘的な湖「オンネトー」

阿寒摩周国立公園の西の端にあるのが小さな湖「オンネトー」です。オンネトーとは、アイヌ語で「年老いた、大きな湖」の意味です。実際には、公園内の他の湖と比べるとずっと小さいのですが、きっと「偉大な湖」という意味合いを込めて付けたのでしょう。というのもオンネトーは天気や風向き、また見る位置によって湖水の色が変わって見える神秘的な湖だからです。そのため「五色沼」とも呼ばれています。

 

国立公園の中心「阿寒湖」

阿寒湖は特別天然記念物に指定されているマリモの生育で有名な湖です。周辺には阿寒湖温泉もあり、遊覧船も就航していることから阿寒摩周国立公園の中心になっています。湖の周囲は約30km。湖内に4つの小さな島があり、マリモは、その内の一つ「チュウルイ島」にある「マリモ展示観察センター」で見学することができます。この島には遊覧船に乗って渡ります。

 

 

雄阿寒岳に登って阿寒湖の絶景を眺めよう

湖の東側には標高1370mの雄阿寒岳、西側には1499mの雌阿寒岳があります。雄阿寒岳に登るには滝口から出発し「太郎湖」「次郎湖」を通り山頂を目指します。山頂までの距離は片道6.2km。所要時間は登り3時間20分、下り2時間10分です。途中針葉樹と広葉樹の混合林が見られます。また下りの時に見える阿寒湖の風景は絶景そのものです!

雌阿寒岳にも登ことができますが、登口はオンネトー付近にあり、阿寒湖からは少し距離があります。また、今でも噴火を続けているので登山には注意が必要です。

 

湖畔にあるアイヌの集落「アイヌコタン」

阿寒湖の湖畔には、アイヌ族の集落を意味する「アイヌコタン」というエリアがあります。ここではアイヌシアターでユネスコの世界無形文化財に登録されているアイヌ族の古代舞踊を楽しんだり、アイヌ生活記念館でアイヌの文化に触れましょう。この日は阿寒湖温泉に宿を取ります。

 

公式サイト:https://www.akanainu.jp/

 

「摩周ブルー」で知られる摩周湖

翌朝、阿寒湖を後に北東に進みます。次の目的地は摩周湖。摩周湖はアイヌの言葉で神の湖を意味する「カムイトー」と呼ばれています。第一展望台、第三展望台、裏摩周展望台の3つの展望台があり(第二展望台は現在閉鎖)、それぞれの展望台から摩周湖の違った風景や湖水の色を楽しむことができます。摩周湖の水の色は「摩周ブルー」と呼ばれ、季節や天候によって色が微妙に変わるのが特徴です。湖の周囲は険しい崖になっているので、湖面に降りることはできません。このことが摩周湖をさらに神秘的な湖にしています。

 

摩周湖から伏流水が流れ込む「神の子池」

「神の子池」は摩周湖の北へ走行距離で約10kmのところにあります。「神」である摩周湖の伏流水でできた池であるため、この名前が付けられました。周囲220mの神の子池の水は摩周湖以上の透明度、池に沈下した倒木がはっきりと見えます。周囲は林になっており、冬は車の進入が禁止されています。また朝夕など人が少ない時などは熊に出会うこともあるため、昼間の時間を選んで出かけてください。

 

 

硫黄泉が湧き出る川湯温泉

川湯温泉は摩周湖の西側に広がる温泉町です。泉質は硫黄泉。街の中に湯の川が流れ、街全体が湯煙に包まれ硫黄の匂いが漂います。この街の一角にあるのが無料の足湯。近くに硫黄山や大鵬記念館などがあり見学することができます。

この日は、この川湯温泉に泊まるのも良いのですが、翌朝屈斜路湖の雲海を見たい場合は、屈斜路湖で宿を取る方が良いでしょう。

 

 

日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖」

阿寒摩周国立公園の最後の目的地屈斜路湖はこの国立公園では最大の湖。周囲が57kmあるこの湖は日本一大きいカルデラ湖でもあり、世界的にもその名が知られています。湖の中央に大きな島があるのが特徴です。周囲にはたくさんの温泉スポットが存在し、夏にはキャンプやカヌー、またヨットなどのスポーツが楽しめます。眺望には、「美幌峠」からの眺めが最高だと言われています。

 

屈斜路湖では雲海が見逃せない!

屈斜路湖はそのスケールの大きな風景だけでなく、雲海でも人気を集めています。雲海は湖周辺に3つある峠のどこからでも見ることができますが、その中でも津別峠は最も高い地点にあるので雲の下に隠れることがなくおすすめです。雲海が現れるのは6月~10月の早朝。特に日の出の頃の雲海は絶景です。このタイミングを見逃さないように、宿はこの峠からあまり遠くない所に取ると便利でしょう。

 

阿寒摩周国立公園周辺のグルメ

「さんまんま」は釧路の代表的なご当地グルメです。脂ののったさんまから骨をすべて取り除き、それをタレに漬けこみます。そのさんまをご飯に巻きつけ炭火で焼いたもの。さんまとご飯の間に挟んだ大葉がさっぱりとしたアクセントを与えてくれます。

 

阿寒湖では「ヒメマスいくら丼」がおすすめです。湖から取れた新鮮なヒメマスを刺し身にしてイクラといっしょに盛り付けた丼料理です。

 

少し変わったところではアイヌ料理「ユック丼(エゾシカ鹿肉丼)」はどうでしょう。阿寒湖の湖畔にあるアイヌコタンの店で食べられます。

 

阿寒摩周国立公園公式サイト: https://www.visit-hokkaido.jp/info/detail/178

 

アクセス

阿寒摩周国立公園へのアクセスは、まず、各都市から飛行機で「釧路空港(たんちょう釧路空港)」へ移動します。空港でレンタカーを借り旅の開始。

 

まとめ

3泊4日の阿寒摩周国立公園の旅、いかがでしたか。これでもかこれでもかと迫る湿地帯や湖、火山など大自然のすごさに圧倒されますね。その上この地方特有のアイヌ文化などにも触れることができる有意義な旅。その偉大さをもっとじっくり味わいたければ、もちろん、滞在日数を増やしてゆったりとした日程を組んでみてください。

 

文/setsukotruong

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