【中国】パンダの生息地は絶景の宝庫! エメラルドの清流が美しい世界遺産「九寨溝・黄龍」

中国四川省にある世界遺産「九寨溝・黄龍(きゅうさいこう・こうりゅう)」は、1970年に森林が伐採されるまで一般に知られることのなかった秘境。原生林の中を走る渓谷の周辺に大小100以上の湖、池、沼、滝が点在し美しい景観を造り出しています。そんな九寨溝・黄龍の魅力に迫ります。

<九寨溝・黄龍 5つの魅力>
  • その1. 氷河によってできた湖「長海」
  • その2. 九寨溝で最大の滝「諾日朗瀑布」と優雅な「パンダ湖滝」
  • その3. 透き通るような青さが魅力の「五花海」
  • その4. 龍のうろこのように見える黄龍の「五彩池」
  • その5.チベット文化や楽山大仏に触れる
  • アクセス
  • まとめ

その1. 氷河によってできた湖「長海」

長海(ちょうかい)」は標高3,060mの所にある九寨溝で最大の湖です。氷河によって形作られたS字形の湖の両側には高い山が切り立ち、風が穏やかな時は、長海の水面が紺碧のガラスのように見えます。

普通、湖には水の出入り口があるのですが、不思議なことに長海にはそれがありません。夏には豪雨に見舞われることもありますが、水が溢れるということもなければ、冬の乾燥期に枯れることもない。つまり、一年を通していつも水が一定なのです。湖底への浸透量と湖水の蒸発量がバランスよく保たれていると言われています。地元のチベット族は、この長海のことを「満ちるように詰められないし、枯れるように漏れない宝のヒョウタン」と称しています。

その2.九寨溝で最大の滝「諾日朗瀑布」と優雅な「パンダ湖滝」

諾日朗瀑布(だくじつろうばくふ)」は標高2365メートルのところにある滝です。落差は25 mですが、幅が320mと、中国で一番幅広の滝になっています。名前の「諾日朗」はチベット言で「ノリラン」になり、雄大な「男神」を意味します。滝の雄大な流れ方からつけられた名前です。

九寨溝でもう一つ有名な滝が「パンダ湖滝」。こちらは女性的な優雅さが感じられる滝です。富士山の近くにある白糸の滝に似ているかもしれません。この名前でもわかるように、九寨溝・黄龍エリアはパンダの生息地にもなっています。

その3.透き通るような青さが魅力の「五花海」

五花海(ごかかい)」は、九寨溝の水域の中で最も透明度の高い湖です。しかも、カルスト地形であるため、湖の底に真っ白な石灰が沈みそこに太陽の光が反射し、透き通るような美しい青色を造り出しています。

その4.龍のうろこのように見える黄龍の「五彩池」

五彩池(ごさいち)」は九寨溝から南に下った所にある黄龍の一番の見どころです。黄龍一帯はこうした景色が多く、高いところからみると龍の鱗のように見えるので「黄龍」という名前が付けられました。
五彩池を観光するには、ロープウェイで標高3,600mの地点まで登り、そこから下り道をハイキングしながら美しい景観を楽しみます。五彩池には700近い大小さまざまな池が棚田のように形成され、その池に流れる水が、石灰岩層のためにエメラルドグリーンに輝きます。まさに絶景!

その5.チベット文化や楽山大仏に触れる

四川省には、チベット族を初めいくつかの少数民族が住んでいます。特に、九寨溝のエリアには9つのチベット族の村があることから「九寨溝」の名前が付けられたと言われています。九寨溝にはチベット族の「民族文化村」がありので、異文化体験を楽しんでください。

九寨溝・黄龍を観光するときにもう一つ見逃せないのが四川省の楽山市の崖に彫られた巨大仏像「楽山大仏」です。庶民によって作られたもので、完成するまでに90年もかかった力作。高さ71mという大きさのため、遠くからも見ることができます。

アクセス

九寨溝・黄龍に行くには、まず、成田空港から全日空(ANA)か中国東方空港の直行便で中国の「成都」に移動します。所要時間5時間。成都に到着後中国の国内線に乗り換え、九寨溝へ向かいます。このフライトは1時間で着きます。九寨溝の空港から九寨溝・黄龍に行くには、バスまたはタクシーを利用します。九寨溝・黄龍エリア内では、ハイキングはもちろんのこと、バスやロープウェイが利用できます。エリアの中で一番高いところは3000m以上あるため、人によっては高山病対策が必要な場合もあります。

まとめ

透明で美しいエメラルド色の清流が流れる中国四川省の世界遺産「九寨溝・黄龍」。バスやロープウェイ、散策路などが整備され一般観光客でも気楽に楽しめるようになっています。日本からも比較的短時間で行くことができるので、ぜひ計画してみてください。

記事/Setsuko Truong

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