【クロアチア】 プリトヴィッツェ湖群国立公園 16の湖と大小の滝を眺める絶景ハイキング

エメラルドグリーンからコバルトブルーまで変化に富んだ水色に彩られた16の湖と大小の滝の作り出す絶景が堪能できるハイキングコース

プリトヴィッツェ湖群国立公園クロアチアの首都ザグレブの南西、ボスニア・ヘルツェゴヴィナとの国境近くにあるクロアチアで最も大きな国立公園です。石灰質の大地を水が侵食し、藻類やバクテリアなどの光合成により生じた石灰華が苔の上に堆積しダム湖が形成されました。16ある湖が高低差約130m、およそ8kmの範囲に階段状に連なり、その間を大小様々な滝が結びます。湖の深さ、水に含まれるミネラルや有機成分により水色が異なり、さらに天気や日差しの角度によってもその表情は刻々と変化します。地質学的特性が生んだ自然美の美しさから1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。

公園内には木道が整備され、複数のコースが設定されているので、体力、時間に合わせて楽しむことができます。ハイキングコースは上湖群(所要時間3〜4時間)下湖群(所要時間2〜3時間)の二つに分けられます。ガイドブックやパンフレットで紹介される代表的な景観は下湖群にあり、日帰りツアーでは下湖群だけを散策するものが多いようです。上湖群は下湖群に比べ、高低差もあり、木々に囲まれたコースにはガイドブックでは紹介されていない美しい景色が次々と現れます。ハイキングが目的の旅行でしたら是非、上湖群も併せて歩かれることをお勧めします。

プリトヴィッツェ湖国立公園の入場券やツアーはコチラ

 

プリトヴィッツェ湖群国立公園 レポート

8月下旬、ザグレブから長距離バスでプリトヴィッツェ湖群国立公園を訪れました。ザグレブのバスターミナルから約2時間半で公園の入り口に到着します。公園には2つの入り口があり、一つ目の入り口Ulaz 1 は下湖群近く、二つ目の入り口Ulaz 2 は上湖群近くです。今回は上湖群、下湖群の両方を散策する予定でしたので、Ulaz 2でバスを降りました。

外はあいにくの小雨。気温もザクレブに比べ、ぐっと下がります。フード付きのレインコートを羽織って歩き始めました。ゲートで入場券を買い、まずはボート乗り場P1を目指します。公園内では環境に配慮した電気バスと電気ボートが運行されており、乗車・乗船料は入場料に含まれています。

最大の湖であるコズィヤク湖の対岸P2へと渡り、上湖群へと向かいます。ハイキングコースに入るとすぐに心地の良い水の流れる音が耳に響いてきます。降っていた雨もいつしか止み、薄日が差してきました。太陽の光が差し込むと湖の色は明るく変化し、透明度が増します。湖底には石灰華をまとった倒木が沈み、木道の下には鱒が泳ぐ姿を見ることができます。

ガロヴァツ湖グラディンスコ湖の間にあるヴェリキ・プルシュタヴィツは、垂れ下がる草を伝うように幾筋もの水が滑り落ちる美しい滝。その他にも名前のついていない小さな滝や、苔の生えた岩の上を白い水しぶきを上げながら流れる早瀬など様々な水の表情を楽しむことができます。

上流にある静かに水をたたえたオクルグリャク湖の周囲を周り、バスステーションST3へ。バス停ではたくさんの人がバスを待っていて、乗れるのか心配になりましたが、電車のように連なったバスはかなりの収容力があり、無事に下湖群のあるバスステーションST1へ移動することができました。


下湖群では湖の堰の上に作られた木道や、プリトヴィッツェで最も大きな滝であるヴェリキ滝、シュプリャヤ洞窟など、プリトヴィッツェのイメージ通りの景観を楽しむことができます。訪れた8月がハイシーズンだったためか、ビューポイントの周辺では渋滞ができていました。

パンフレットなどでよく見かける湖を横切る木道と、落差の大きなサスタヴツェ滝を写した写真は、ヴェリキ滝の横の急な階段を登り、車道を少し歩いて行った場所で撮影することができます。少し分かりにくい場所にあるのですが、同じように撮影スポットを目指して歩いている人がいるので迷うことなく到着しました。ただ、季節の問題なのか滝の水量が少なく、思っていたような迫力のある写真は取れませんでした。

下湖群は高低差も少なく、小さなお子さんを連れた家族連れもたくさん散歩しています。上湖群と下湖群を1日で回るのでしたら、体力のあるうちに上湖群へ、そのあとゆったりと下湖群を散策されることをお勧めします。下湖群を一周し、ボート乗り場P3から出発点のP1へと戻りました。コズィヤク湖を渡る遊覧船のクルーズはその日1日の素晴らしいハイキングを振り返る心地よい時間となりました。

 

プリトヴィッツェ湖群国立公園を実際に歩いてみて

・公園の開園時間、バスやボートの運行時間は季節によって異なります。ガイドブックに載っている情報が違う場合もあるので、公式ホームページで確認することをお勧めします。
・ザグレブやスプリットに比べ気温が低く、天候も変わりやすいのでレインウェアを準備しておく方が安心です。

プリトヴィッツェ湖国立公園の入場券やツアーはコチラ
【ドブロニグ】キキが愛した!大人気ジブリ映画「魔女の宅急便」のロケ地巡りツアー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA